【LISTENERS リスナーズ】アニメ10話 考察・感想・ネタバレ!ジャニス・ミュウの正体とは!?

 人間、他人に「色」を説明することは不可能なんだそうです。確かに「赤色」を説明するにしても、「リンゴの色」「ポストの色」と言うことはできても、色そのものを言葉にすることはどう頑張っても無理そうです。

  そう考えると、自分が見ている色が相手にも同じように見えている確証はありません。じゃあ、私の見ている世界は本当に他の人と同じか? 言葉にできないがゆえに私が、皆が気づいていないだけで、本当は違う景色が見えているんじゃないか? 

  それを確かめる方法はどこにもなくて、何が本当かなんて誰にも分からない。だって私たちは、自分の眼球以外で世界を見ることはできないのだから。

「お前がどんなに親しみを感じていても、仲間だろうが家族だろうが、他者という存在をお前はお前の人生の一部としてしかわからない」

 このセリフ、すごく大事だと思うなあ。

 

 さて、そんなわけで、私にとって他者である彼らの物語、アニメ「LISTENERS」十話までの内容をふまえながら考察していきます。

 

「LISTENERS」あらすじ

『この世界は【ミミナシ】と呼ばれる謎の生命体により、人類はその生活を脅かされていた。ミミナシに対抗することができるのは、戦闘メカ【イクイップメント】とプラグインし、操ることのできる【祈手(プレイヤー)】という能力者のみ。

スクラップの街「リバチェスタ」で暮らす少年・エコヲは、10年前、ミミナシと祈手(プレイヤー)との大きな戦い【フェス】で伝説を残した祈手(プレイヤー)・ジミを目撃して以来、密かに祈手(プレイヤー)に強い憧れを抱きつつも、燻り生きてきた。

しかしある日、いつものようにゴミ山で採掘仕事に励んでいたエコヲは、記憶喪失の少女・ミュウと出逢う。 腰にインプットジャックが空いた彼女もまた、祈手(プレイヤー)の一人だった。

やがて二人は、彼女の出自や、フェスの中心人物でありながら謎多き人物・ジミを追う旅に出る──』(公式サイトより)

 

 ゴミと一緒に、田舎町・クラークスデイルに流れ着いたエコヲ。そこでジャニスという少女に拾われ、しばらく世話になることに。そこですべてのプレイヤーの始祖にしてイクイップメントの源流「オリジン」と邂逅し、ジミの記憶をたどる。

 一方ミュウは、トミーの計画が実行されようとしているブライトン・ビーチで、正体を明かす。

 

ジャニスの正体

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今回も、ジミの正体に関する情報が出てきました。どうやらエコヲが流れ着いたクラークスデイルは、ジミの出身地のようです。

 最後に映された墓石に刻まれた名前は「Janis-Stonefree」。作中何度かジミを「お兄ちゃん」と呼んでいることからも、ジャニスはジミの妹であり、そしてすでに亡くなっている人物であるということがわかります。

 

ジャニスの享年

 エコヲが接していたジャニスはオリジンによって映し出された“記憶”、つまり生身の人間ではなく、幽霊のようなものだと解釈して良さそうです。「ずっと昔に終わった、この国の記憶」と、ジャニスは言います。ジャニスやロバートが去ったあとの建物は荒れ果て、彼らが亡くなってから時が経過していることが推察できます。

 

 ジミの旅立ちをジャニスは見送っているので、その時点では彼女は生きていたと考えていいでしょう。エコヲが出会ったジャニスは当時と背格好があまり変わっていないので、あまり時が経たずに亡くなったことになります。

 

 ジミはそのことを知っていたのでしょうかね。

 

 

ではミュウは?

  ジャニスがジミの妹ならば、ミュウは一体何者なのでしょう。答えはエンディングの後に出ましたが、それは後述。

 

 最初にミュウがジミの妹ではないかと言ったのは、ペイズリー・パークの殿下でした。話にして五話のことですね。

「僕の祈りに、妹が踊って見せたんだ。くるくるーってさ。すっごくチャーミングなんだ」

 このジミのセリフから、殿下はジミに妹がいることを知っており、そこでジミを探しているという、ジミに似ており、ジミのペンダントを持つ少女に出会ったので、妹だと思ったんですね。

(筆者も、この時ミュウで想像していた兄妹の図が、今になって実はジャニスだったと判明したことにちょっと感動です)

 

 

 少し話は戻りますが、この時ジミは殿下に、妹について「君にも、会わせてあげたいな」と言っていますね。「合わせてあげたかったな」ではなく、「会わせてあげたいな」と。

 この時点ではジャニスの死は知らなかったのではないかと思えます。

 

 

 

ミュウの正体

LISTENERS(リスナーズ) 第9話 感想:ミュウにはエコヲの声は届かずもう ...

「私は、お前たちが崇めるジミでも、その魂を受け継いだ妹でもない」

「ミミナシの王、『LISTENERS』」

 タイトル回収来ましたね。

 

 ミミナシと分かりあえると謳っていたジミにしては、ミュウの中に入ったジミは言動が随分と過激だと思っていましたが、そもそもジミじゃなかったんです。

 

 筆者がここで疑問に思ったのは、記憶を失い、エコヲと旅をしていたミュウを、ミミナシは襲っていたことです。

 まず彼女は、本当に記憶を失っていたのかどうか。答えはイエスだと思います。エコヲを巻き込むこと、エコヲを失うことに怯えていたのが演技だったとは思えませんし、意図もわかりません。

 エコヲとミュウがミミナシと戦う場面は今までも度々ありました。ミミナシは王であるミュウを襲っていたのです。

 ミュウは記憶を失くしていることでミミナシを制御する術も忘れていたのか、何らかの理由でミミナシがミュウを王だと認識できていなかったのか……といった理由が考えられるでしょうか。

 

 そして彼女はなぜジミのイクイップメントを接続することで記憶を取り戻したのか。また、精神世界と思わしき場所で幾度となくジミとミュウが対話していたのはいったいなんだったのか。

 というか結局ジミは現在どうなっているのか。

 

 まだ材料が少なすぎてわけがわかりませんね。

 

更なる疑問

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 ミュウがミミナシの王であり、フェスの夜にジミと出会ったのであれば、ジミの「自分はミミナシ」発言に疑問が生まれます。

 ジミはたびたび「人間とミミナシは違わない」「同じである」といった主旨の発言をしていたことがわかっており、この発言もそういった意味の比喩表現だったということでしょうか。

 

 ジミの出身の民族はミミナシとの非戦闘を提唱しており、それによって駆逐されたそうです。ジミの博愛に似た発言も、それゆえのものだったのでしょう。

 

今回明らかになったこと

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プラグと鼻歌

 エコヲがプラグを出現させましたね。エンディング前には鼻歌も歌っています。鼻歌は八話で、プレイヤーにしかできないと明かされていました。

 筆者は以前少しだけ「ライドが鼻歌を歌えたのか」という疑問もちょこっと書きましたが、これで答えが出たと言えますね。エコヲは二話時点では歌えませんでしたが、プラグが出現してからは歌えるようになっています。

 

レコード

 ロバートとジェニスの家の地下には大量のレコードが保管され、それらは“記憶”と呼ばれていました。「オリジン」はレコードプレイヤーの形をしており、“記憶”を再生し映し出す機能があるようで、それによって映し出されたのがジャニスとロバートでした。

 

 エコヲがジミの“記憶”をたどることができたのも、このオリジンの力でしょう。……となると、気になるのはこの“記憶”の作り方です(人工的に作るのか自然的に発生するのかはわかりませんが)。フェス以来行方の知れない(ゲートの向こう側に行ってしまった)ジミの“記憶”がなぜそこにあるのか。今後判明するといいですね。

 

 更に、ロバートとジェニスが去ったあと荒れてしまった家で、保管されていた“記憶”たちはどうなっているのかも、気になります。

 

今後の展開予想

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 ぶっちゃけミュウの目的がイマイチはっきりわからないのですが……ミュウは七日後にまた訪れると言います。これは物語的に主人公側(人間側?)に猶予が与えられたと考えていいでしょう。ミミナシを駆逐したい者、和解したい者、それぞれの目的のための準備期間です。

 今までの登場人物たちはそれぞれミミナシに対して様々な感情を持つ人々ばかりだったので、ミミナシの王出現に、集結することになるかもしれません。

 

 エコヲと旅をしていた頃のミュウに完全に戻ることはできないと思うので、エコヲとミュウの仲が、どのような形であれ丸く収まることを願っています。

 

感想

 この「LISTENERS」というアニメ、音楽をテーマにしているだけあって、セリフや表現が音楽的というか、遠まわしで曖昧なんですよね。すっごく好きなんですけれど、考察記事を書くにあたっては恨みしかないですね。何を言っているのかわけがわからん。

 

 ミュウが再び現れるのが七日後と、相変わらずスパンが長くてもやっとしましたが、今後どのように収束するのか楽しみにしています。

 

ここまでお目通しいただきありがとうございました。

2020.06.13 角砂糖

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